私自身、もともと市役所で働いていましたが、仕事が辛すぎて何度も辞めようと考えていました
ですが、その度に、
- 本当に辞めていいのか
- 民間で通用するのか
- せっかく受かったのに
なんて言葉が頭に浮かびました
辞めるに至る基準が無いので、辛い仕事をひたすら我慢していました
そこで、退職したから言える公務員を辞める基準について話します
結論
- 仕事の内容が自分と合わないとき
- 仕事に対する考え方が古い
- 尊敬できる上司がいないとき
- ストレスにより体に異常をきたしたとき
- うつ病を発症したとき
順に説明します
仕事の内容が自分と合わないとき
この理由だけで辞めるには少し勇気が入りますが、他にやってみたい仕事などがあれば十分な理由です
デスクワークが合わない
維持管理・調整ばっかりでつまらない
などいろいろあると思います
私の場合は、決め切りに追われるのが嫌でした
締切のことを考えると休日が休日にならなかったです
あと、上司の機嫌を伺いながらの決済なんかも大嫌いでした
仕事に対する考え方が古いとき
公務員に限らず、民間の企業でも言えることですが、業界によっては偏った考えが蔓延っている職場も多いです
公務員も利益追求が無い分、非効率な考え方が蔓延りがちです
早朝出勤、サービス残業、泊まり込みは偉いなどです
こういった社畜主義の考えが多い職場からは早く離れた方がいいです
長時間労働が正義の職場は日中の勤務時間に無駄が多いです
なぜなら、時間外ありきで仕事をしているので、業務を効率よくこなそうという考えに至らないからです
もちろん、本当に仕事が多くて時間外をしないと終わらない
そんな職場も数多くあることも知っています
ですが、長時間労働を自慢するような職場にワークライフバランスなんて言葉はありません
退職理由の一つです
尊敬できる上司がいないとき
これも公務員・民間問わずですが、十分な理由になります
尊敬できる上司の基準は貴方自身で決めて構わないです
私の尊敬できる基準としては、
- 自分の持っていない能力に秀でている
- 考え方に筋が通っている
- 自らの非を認めることができる
といった具合です
尊敬できる上司というのは、人間的に尊敬できる人がほとんどです
そういった人のもとで働くことで、自分自身も人間的に成長することができます
また、仕事に対するモチベーションのアップにも繋がります
そういった上司のいない職場では、自身の成長は無く、モチベーションの低下にも繋がります
公務員の場合は、おおよそ3〜4年で異動があるので、退職の理由にするには少し弱いですが…
ストレスにより体に異常をきたしたとき
私の場合、蕁麻疹と発疹を発症しました
蕁麻疹は薬を服用することで、抑制することができましたが、発疹は痒み止めなどが全く効きませんでした
また、発疹は掻くと別の場所に飛び火します
ストレスを感じたときや寝ている間など、無意識のうちに掻きむしり、全身に発疹が飛び火しました
それからは24時間365日痒さとの戦いでした
その発疹も退職と共にストレスも減り、完治することができましたが、今でも掻きむしった傷跡が残っています
私の場合は仕事のストレスが皮膚に出てきましたが、他にもさまざまな症状として体に出てくると思います
体が異常をきたすということは、貴方は無理をしているというサインです
うつ病になってしまうと、今後の人生に大きく影響を及ぼします
精神的に追い込まれるような仕事なら、病が深刻化する前に退職を考えましょう
うつ病を発症したとき
最も退職に値する理由です
貴方の心は頭に限界を超えているというサインです
公務員には、病気休暇や病気休職があり、復帰に向けての制度が充実していると周囲から羨ましがられるかもしれませんが、本人が復帰をどう思っているかは別問題です
復帰のモチベーションがあるのであれば問題ないですが、二度と職場に戻りたくないと思っている方も多いと思います
うつ病は長時間労働や上司のパワハラ、私生活のストレスなどいろいろなことが原因でなりえます
その原因が仕事にあるのであれば、貴方はその仕事のせいで命を失うかもしれません
病気休職などを活用しながら、今後の人生設計、退職を考えましょう
まとめ
市役所でしか勤務したことのない人にとって、退職は恐怖でしかありません
- 転職してもどうせ辛い
- 利益追求をしたことのない元公務員は民間で通用しない
- やっとの思いでなった公務員という地位と安定を失いたくない
気持ちはわかります
ですが、あなたは今、本当に幸せですか?
世の中は不平等です
公務員にきつい職場と楽な職場があるように、世の中にはきつい仕事と楽な仕事があります
しかもそれらは給料が同じだったりします
今、貴方は安定した社畜を手にしている状態です
もちろん、楽な仕事というのはほとんどありませんが、全ての仕事が病気になるような仕事かというとそうではありません
一度きりの人生です
自分の体、気持ちを第一に考えましょう
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